「最適物流」の構築を通じて、グローバル企業の
ロジスティクス戦略を強力にサポート
(株)近鉄エクスプレス(KWE*1)は、1970年に近畿日本ツーリスト(株)から分離・独立して設立された国際総合物流企業です。主力事業の国際航空貨物輸送に加え、海上貨物輸送、ロジスティクスなど、輸送およびその周辺のサービスをワンストップで提供しています。国際航空貨物では日本の業界シェアは2位*2、世界でも常にトップ10に入る貨物取扱高を誇っています。
2007年3月期は、連結営業収入2,899億2,800万円(前期比7.9%増)、同経常利益133億円(同39.7%増)と順調に業績を拡大しました。2008年3月期は、(1)輸送取扱品目の拡大(エレクトロニクスのみならず自動車、ヘルスケア、建機・機械、アパレル品、航空機関連品などの取り扱いを増やす)(2)荷動きが活発であるアジア発北米向け輸送物量の拡大を重点施策として掲げています。また、グローバル市場における当社グループの今後の長期的な飛躍をより確実にするため、海外での外国人社員の登用をさらに積極的に行っていきます。
*1 KWE 株式会社近鉄エクスプレスの英文社名、Kintetsu World Express,Inc.の頭文字
*2 航空貨物運送協会調べ
■「21世紀KWEグランドデザイン」の実現を目指して
〜今期は第二次中期経営計画の最終年度〜
2002年に、世界的な競合他社との厳しい競争に打ち勝つため「10年後のありたい姿」を描いた経営ビジョンが「21世紀KWEグランドデザイン」です。その達成に向けた中期経営計画を策定し、第一次中期経営計画(2003年3月期〜2005年3月期)の3カ年および第二次中期経営計画(2006年3月期〜2008年3月期)2年目の前期までの各期の目標を確実にクリアしてきました。第二次中期経営計画最終年度の2008年3月期は、連結営業収入3,200億円、連結経常利益145億円を目標に、グランドデザインの業績目標である2012年3月期に営業収入5,000億円達成を視野に入れ、全社員が一丸となって邁進します。
■早くから中国市場へ積極的な先行投資、そして今、さらなる深耕へ
当社は、早くから中国市場の成長性や巨大な潜在性に注目し、1969年に香港法人を設立、85年には北京に駐在員事務所を開設し、その後も他社に先駆けて現地法人を相次いで設立するなど、積極的な投資を行ってきました。中国における当社グループの自社サービスネットワークは、100拠点を超えるまでに拡大し、豊富なビジネス・ノウハウとともに他社との差別化を図る大きなアドバンテージとなっています。
また、中国物流の課題といわれる国内物流に関しては、50ある物流倉庫の多くでロジスティクス事業を展開中です。約670台の自社車両・専用契約車両による幅広い自社輸送ネットワークを構築し、多数の車両にGPS(衛星貨物追跡システム)を装備した高品質なサービスは、当社の大きな「強み」となっています。
■「世界五極経営体制」のもと、よりスピーディな意思決定・戦略遂行を実現
当社は世界を5つの地域に分けた(日本、米州、欧州・アフリカ、東アジア・オセアニア、東南アジア・中近東)、「世界五極経営体制」を敷いています。成長著しいアジア地域は、2006年1月より「東アジア・オセアニア本部」「東南アジア・中近東本部」の2本部体制としたことで、従来に比べ一層スピーディかつ効率的な事業拡大が可能となりました。“トランス・パシフィック・リーダー(環太平洋およびアジア域内でのリーダー)”の実現を目指す当社にとって、アジア市場での成功は最重要課題のひとつです。