純粋持株会社制を導入し
「KV2015」の実現に臨む
2015年に向けた長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015(KV2015)」のもと、2007年7月より純粋持株会社制を導入し、キリンホールディングスが始動しました。これにより国内酒類事業、飲料事業、医薬事業、健康・機能性食品事業などの各事業会社を並列に配し、成長戦略の推進に適した経営体制が整いました。
今後は、当社グループの技術力と顧客関係力を活かし、魅力的な商品提案など進化した総合酒類戦略を展開し、国内酒類事業の再成長を図るとともに、酒類事業と飲料事業の連携を拡大する綜合飲料グループ戦略を推し進めます。
また、アジア・オセアニア地域でのリーディングカンパニーとなり、2015年の目標海外比率30%を実現することを目指し、国際化を推進していきます。
■攻めの姿勢で「KV2015」の実現を目指す
当社は2007〜2009年までを「KV2015」の実現に向けたスタートダッシュの3年と位置付け、「2007−2009年中期経営計画」を策定しました。同計画では、「KV2015」の目標達成に向けて“攻めの姿勢”とスピード感を持って、グループプレミアムの創出と成長の実現を目指します。まず、基盤事業を磐石な体制にするため、お客さまの多様なニーズに応える価値提案を推進していきます。
そのひとつとして2007年3月に新商品「キリン・ザ・ゴールド」を発売し、ビールカテゴリーの再活性化を図りました。また、メルシャン(株)との業務提携により、好調な国内酒類事業の勢いを加速化。同時に、キリンビバレッジ(株)との連携も強化し、綜合飲料グループ戦略を推し進めています。
さらに、健康・機能性食品事業の強化に取り組み、酒類、飲料、医薬に次ぐ第4の柱に成長させるなど、「KV2015」の実現を確固たるものにすべく、同計画を着実に実行し、2009年に連結売上高2兆1,500億円、同営業利益1,500億円以上、ROE7%以上の達成を目指します。
■綜合飲料グループ戦略を推進し、市場競争力を強化
酒類・飲料市場全体を視野に入れた綜合飲料グループとしての成長戦略を推し進めています。グループ会社であるキリンビール(株)とキリンビバレッジ(株)がそれぞれの事業の枠を超え、すべてのバリューチェーンでの連携を強化。キリンビールで培ったリサーチ・マーケティング力を飲料事業にも活用することで、画期的な商品開発や先進的な営業活動を行っています。また、国内のみならず、海外においても戦略的連携を行うことで、清涼飲料業界における揺るぎないポジションを築くことを目指します。これらの戦略によりグループシナジーの最大化を図り、酒類・飲料双方における競争力を高めることで、お客さまの期待に応える新たな価値を創造していきます。
新たな価値を創造する新商品

■国内最強の総合酒類グループを目指しメルシャン(株)と提携

キリンビール(株)から
メルシャン(株)に移管したワイン

キリンビール(株)にメルシャン(株)から
移管したRTDと焼酎
国内最強の総合酒類グループを目指すため、国内唯一のワイン総合企業であるメルシャン(株)と業務提携しました。相互の強みを活かすため、ワイン事業をメルシャンに、焼酎・RTD*事業をキリンビール(株)に移管。これに伴い、既存ブランドを整理し、高果汁系に強みを持つメルシャンの主力ブランド「本搾りチューハイ」「ギュギュッと搾った。」を強化。RTD市場における地位の確立を追求します。また、(株)キリンコミュニケーションステージのマーチャンダイジング機能の活用や生産・物流拠点の共同活用、人材の交流を実施することで、経営資源の効率化と収益の向上に努めています。
* Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める飲料