![[特別企画] The 100th anniversary series
AGCの技術が支える
安全で快適な生活
[5201]旭硝子株式会社](images/vol80/5201_01.gif)
生活のあらゆるところにAGCの技術が
1907年の創立から、国内初となる板ガラスの工業化に成功した旭硝子(以下、AGC)の歴史は、素材開発における技術革新の連続であった。創設者・岩崎俊彌の言葉「易きになじまず難きにつく」は、時を超え技術開発者たちの志として、100年の歴史のなかで脈々と受け継がれている。
事業多角化は、板ガラス製造の原材料となるソーダ灰、そして耐火炉材の自給を目的に始まった。その後もガラスやフッ素化学の関連分野で世界トップクラスの技術力を身につけ、各技術を融合・進化させて新たな製品を生み出し続けてきた。
今や身近なところをぐるりと見まわせば、薄型テレビをはじめ、乗用車や建物の窓ガラスなど、われわれの「安全」で「快適」な生活を支える素材・製品として、AGCグループの技術革新の結実は生活のあらゆるところに広がっている。

AGCの技術が環境を守る!

フレミオン®
AGCが現在重点課題のひとつとして取り組みを強化しているのが、「環境対応」だ。
AGCは、1970年代に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の製造方法において、いち早く環境や安全性に配慮した製法を確立させた実績を持つ。
生活を支える基礎素材で、化学繊維や紙・パルプの製造工程に必要不可欠な工業薬品である苛性ソーダは、原料となる塩水を電気分解して製造する。かつてはその過程で水銀(水銀法)やアスベスト(隔膜法)が使われていた。しかし、それらの物質が公害を引き起こすおそれがあることから、代替法の開発が喫緊の課題とされた。

燃料電池用 膜・電極接合体(MEA)と燃料電池の仕組み
※クリックで画像拡大
それに応えたのがAGCだ。この課題に積極的に取り組んだAGCは、フッ素系苛性ソーダ製造用イオン交換膜「フレミオンィ」と、大幅な省エネルギーを達成できる高耐久性活性陰極を開発し、環境へ配慮した苛性ソーダ製造方法を生みだした。この製法により有害物質を使わないだけでなく、大幅な省エネを可能にした。
その後も改良を重ね、イオン交換膜の技術は、現在、燃料電池の開発にも活かされている。
近年では地球温暖化が問題になってきており、その主な原因である二酸化炭素を排出せずに生み出すクリーンエネルギーのひとつとして燃料電池に注目が集まっている。今後は、自動車や電機、ガス業界など多岐にわたる用途が期待されており、一層の需要が見込まれる。






