すべての産業分野の軸受を手がける
世界唯一の軸受スペシャリスト
大同メタル工業株式会社[7245] 代表取締役社長 坂本 雅昭
中期経営計画の注目すべきポイントはどのあたりでしょうか。

創立70周年を迎える2009年度を最終年度とする中期経営計画を進めています。
これは単に売上高、利益だけでなく、生産力(現場力)、業務力(マネジメント、BIP)、開発力(製品開発、生産技術力)、国際化力(世界四極体制)、人材力(ヒトづくり)、販売力(お客さま第一主義)すべての局面において世界一になることを目指すものです。「品質は生命」を基本とし、顧客価値を高めると同時に、グローバルネットワークを活かして、お客さまに近い所での生産・供給の実現を目指しています。
なかでも当社が重点課題として捉えているのは、欧州市場でのシェア拡大です。これは国際化力(世界4極体制)の強化、海外拠点での利益創出において非常に重要な鍵を握っています。現在、欧州市場でのシェアは1ケタの状態にあり、まだまだ拡販を進めていきます。欧州は、排ガス、燃費、鉛使用の禁止など規制が厳しく、ガソリン乗用車と比べて燃費低減効果が高いディーゼル乗用車が50%を超えています。ディーゼル車の軸受は厳しい機能・性能が求められ、当社の高い技術力が発揮できる分野です。ディーゼル車が増加すれば、当社の需要も増えると捉えています。
2006年1月には、欧州の販売統括会社大同メタルヨーロッパを開設しました。2006年10月にはチェコ共和国・ブルノ市で、自動車部品用の軸受(ブシュ)の海外初の専門工場となるDMC(大同メタルチェコ)を稼働させました。さらに2007年9月には、ロシアのセベルスタリ・オート社の軸受子会社で、自社にバイメタルの生産能力を有する自動車エンジン用軸受を生産・販売する、ZMZベアリング社を買収しています。これにより、日本国内、米国、欧州の各地域でのバイメタル供給体制がより一層整備されます。
また、業界に先駆けて開発に成功した高性能鉛フリー軸受も評価が高く、欧州各自動車メーカーへのさらなる拡販を目指します。欧州市場でのシェアアップや米国子会社DMBの再建を進め、中期経営計画最終年度にはすべり軸受のグローバルシェアを23%にまで引き上げ、世界ナンバーワンを目指して、着実に歩みを進めています。
さらには「Global111(売上高1000億円、経常利益100億円、経常利益率10%)」の2013年度達成を挑戦目標に掲げ、事業拡大と高収益体質による確固たる地位の確立に邁進していきます。
(IRマガジンvol.79 2007年秋号)




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