先見性が生み出す驚きと感動 常に未来を志向する気概

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株式会社野村総合研究所
取締役社長(CEO&COO)
藤沼 彰久
2007年3月期連結決算では、4期連続となる増収増益を達成し、売上高、営業利益とも過去最高を更新した野村総合研究所(以下、NRI)。「総合研究所」を社名に冠するものの、その業容はコンサルティングサービスにとどまらず、今やITソリューションサービスがその連結売上高構成比の90%を占めるまでに拡大・成長している。未来社会創発を標榜し、これまで成長しつづけてきたNRIのさらなる将来を知るために、まずその源流を探ってみよう。
「100年後ではなく 1億年後を考えて木を植えろ」
「日本の調査部」として時代を先取りしつづけて早100年。徹底した現場主義や顧客志向といった独自の精神、常に一歩先を行こうとする気概、独自の価値観を継承しつづけるNRIの源流を端的に示す言葉がある。
そのひとつが「担当者はお前ひとりだ」である。創立当初から、「自分が担当する調査に関しては、会社を代表するつもりで取り組み、その内容は質・量ともに日本のトップでなければならない」との姿勢が貫かれてきた。
さらに、NRIの生みの親が発した「100年後ではなく1億年後を考えて木を植えろ」という言葉は、「顧客に深い感動を与えることがシンクタンクの経営の基本である」という原点を創出した。これらの言葉が意味する、先を見ながら新しいビジネスや市場、価値を生み出そうとする姿それが現在のNRI理念である「未来志向」につながっている。
ナビゲーション&ソリューションが成長を生み出す 1
さまざまな技術やビジネスが絡み合いながら変化していくこの時代。断片的な知識や知見、その場限りの解決策を提供するだけでは、顧客の付加価値を高めていくことはできない。
NRIは、顧客の問題を先取りして解決策を導く「ナビゲーション」から、具体的な解決策を実施・運用していく「ソリューション」まで、「トータルソリューション」を提供できる総合力を強みとしたコンサルティングサービスとITソリューションサービスを展開している。
コンサルティングサービスではナレッジ(=知)を核として、顧客の課題や将来あるべき姿を提示し、新しいビジネスや付加価値を創出していくために、マネジメントコンサルティング、システムコンサルティングなどを提供。顧客は企業、官公庁、地方自治体など多岐にわたり、社会・産業の予測と展望、市場分析・業務分析・経営診断、企業経営・政策立案に関する提言や施策支援、経営・業務革新のソリューション、ビジネスの実行支援を行っている。
東証1部上場・時価総額上位100社のうち、実に半数以上の企業にサービスを提供。1965年の会社創立以来、多彩なコンサルタントの「異才融合」により、1万5000件を超えるプロジェクトを手がけてきた。
活動は国内にとどまらない。成長著しい中国においては、政府や中国に進出している企業向けのコンサルティング事業を拡大している。
2006年3月には、中国・上海市の上海臨港産業エリアの発展戦略から日本企業の誘致までを一貫支援する「上海臨港ジャパンデスク」を開設。2010年に上海港を世界最大の貿易港にすることを目指す上海市の傘下組織との共同開設だ。
また、2007年4月には、中国の名門・清華大学と共同研究センターを設立し、自動車、エレクトロニクス、金融サービス、環境といった、日中連携が不可欠な分野の研究を進めるなど、活動の幅を着実に広げている。




![[特別企画]
新しい価値の創造を通じて
未来社会の創発に貢献する
コンサルティングサービスとITソリューションサービスを事業の両軸とし、「未来社会創発企業」を標榜する
野村総合研究所。さらなる成長へ向け、「未来志向」を求めてやまない野村総合研究所の実態に迫る。
株式会社野村総合研究所[4307]](images/vol79/4307_title_l.gif)



