表面改質技術で
あらゆる産業の最先端を支え続ける
トーカロ株式会社[3433] 代表取締役社長 町垣 和夫
他社の追随を許さない高い技術力で、国内溶射加工市場シェア約40%の圧倒的強さを誇るトーカロ。多彩な溶射技術と1000種類を超える溶射材料の的確なコントロールを通じて、顧客のさまざまな問題を解決する溶射膜を形成し、各産業分野における最先端技術化・高度化を支え続けている。

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トーカロ株式会社
代表取締役社長
町垣 和夫
1974年、姫路工業大学(現・兵庫県立大学)卒、同年にトーカロ鞄社。長期にわたり製造部門に従事し、主要顧客との共同開発に力を注ぐ。2007年6月、代表取締役社長に就任。趣味は家庭菜園。

【溶射とは】
鉄やアルミの基材の表面をチタンやセラミックスなどに変えられる先進の表面改質技術。エレクトロニクスや宇宙開発利用に至るさまざまな先進技術に利用されている
事業内容と足元の業績について教えてください。
当社は、溶射加工技術を主軸とする表面改質の総合メーカーです。溶射とは、鉄やアルミなどでできた基材の表面をチタンやセラミックス、合金などに変える先進の表面改質技術です。
溶射は、耐摩耗性、耐食性、耐熱性、電気絶縁性など、さまざまなニーズに応じて自在に皮膜を形成できるのが特徴。皮膜形成により、設備や装置の耐久性、信頼性、加工精度の向上が図られるとともに、省エネルギー化、省力化にも効果をあげるなど、電力、鉄鋼、自動車、産業機械等の基幹産業から半導体・液晶、エレクトロニクス、宇宙開発利用に至るまで、きわめて広範囲の先端産業分野において必要不可欠な技術となっています。
当社は溶射を核として、さまざまな表面改質技術により先端分野のニーズに応えることで、成長を続けてきました。2007年3月期は、IT関連業界で半導体・液晶関連の設備投資が回復したのをはじめ、引き続き鉄鋼や産業機械分野での旺盛な設備投資需要に支えられた結果、連結売上高252億1200万円(前期比20.3%増)、同経常利益66億9800万円(同23.7%増)と、過去最高の業績をあげることができました。
自社の設備投資としては、東京工場、明石工場を主体に、製造棟と、半導体デバイスの高密度化に対応する生産能力増強と品質向上(環境改善)、液晶パネルのガラス基板の大型化に対応できる設備などを増強しました。研究開発では、新たな皮膜の開発に注力し、特に半導体・液晶分野の次世代対応の製造装置向けに質と量の両面で対処できるよう体制を整えたことが、業績拡大に大きく貢献したと考えています。
また、2004年9月に買収し、子会社化した日本コーティングセンター(株)(JCC)の本社・工場の移転を完了し、新立地での操業を順調に開始したことも業績の拡大につながりました。同社のPDV(物理蒸着)処理加工による薄膜形成技術と、当社の表面改質技術とのシナジーを発揮することで、今後はさらなる事業の拡大を図っていく計画です。




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