3工場・1物流センターを集約
生産効率を高めた新工場
コンビニエンスストアに、弁当・おむすび、サンドイッチ、惣菜などを提供しているわらべや日洋が、東京・武蔵村山市に業界最大規模となる新工場を建設した。セブン‐イレブンに特化した事業展開をしている同社は、全国1万1000店を超えるセブン‐イレブンの約69%の店舗に製品を納入する高いカバー率を誇る。その原動力が、大量の商品を安全かつタイムリーに生産する「生産力」だ。1日の生産食数はグループ全体で350種類・300万食と、業界最大規模を誇る。
その生産力をさらに高めるために2007年4月1日より稼働したのが東京工場だ。日産村山工場跡地の一角に、約1万坪の広大な敷地を用意し、延べ床面積3873坪の2階建て工場を建設。ここにこれまで分散していた村山第一工場、瑞穂工場、ライスセンターおよび潟jチヨーキャリー社立川センターを集約し、業界最大規模の工場としてスタートを切った。
新工場のコンセプトは3つある。
「徹底した衛生管理」「作業性を重視したレイアウト」「環境に配慮した設備」だ。
徹底した衛生管理で
食の安全性を確保
衛生管理の面では、これまでのノウハウを結集し、新工場はさらに安全性を高める新しい取り組みを随所に採用した。例えば、従業員の入退室管理にはICタグを使い、現場の入退室の状況をリアルタイムで把握するシステムを採用。係員による入場チェックと組み合わせることで、常時300人程度働く従業員の衛生面・管理面での効率化を実現した。
工場内部の床は加熱前の食材を扱う「汚染区」と、加熱後の食材を扱う「非汚染区」に色分けして、各エリア間の作業員の行き来を禁止し、生ものなどからの汚染防止を図っている。
調理された食材を弁当箱などに詰めるトッピングエリアは、床に排水を流さない「ドライエリア化」とした。水を流せないためこまめな清掃が必要になるが、衛生面で非常に効果が高い。これは同社工場としては初の試みである。

手洗いだけで6工程を経るという徹底した衛生管理。
(左下) 汚染区と非汚染区はすべて色分けされ「見える化」されている。
床の黄色(写真手前)ゾーンが汚染区で緑(写真奥)ゾーンが非汚染区




![[誌上施設見学]
1日最大40万食、徹底した衛生管理体制で
首都圏の胃袋を支える巨大工場
全国のセブン‐イレブンに弁当・惣菜を納入するなど
業界のリーディングカンパニーとして知られるわらべや日洋が
東京・武蔵村山市に大規模な新工場を建設した。
最大1日40万食という驚くべき生産能力に加えて
徹底した衛生管理体制、環境に配慮した数々の設備を備え、
同業のみならず異業種からも注目を集める東京工場をレポートする。
わらべや日洋[2918]](images/vol79/2918_title_l.gif)




