
持株会社と6つの事業会社で「選び抜かれた多角化」を推進
2006年度の連結決算で、過去最高益を更新した旭化成。
旭化成と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、「サランラップ」や「ヘーベルハウス」、そして最近では「イヒ!」のCMだろう。古くから同社を知る人であれば、「ベンベルグ」もなじみがあるかもしれない。
とはいえ、「サランラップ」は樹脂加工品、「ヘーベルハウス」は住宅、「ベンベルグ」は繊維だ。ぱっと思い浮かぶ製品だけでもこれだけ多様な分野に事業展開しながらも、好業績を続けている旭化成という会社の実態を、正確に把握している人は多くないだろう。
現在の旭化成は、持株会社と6つの事業会社からなる企業グループとして、事業を展開している。各社の事業内容を簡単に紹介する。
●旭化成ケミカルズ
水島(岡山県倉敷市)に石油化学コンビナートを有し、基礎化学品・ポリマー・高機能ケミカルの分野で、グローバルに競争力の高い事業、独自技術により高付加価値を提供できる事業に注力。アクリル繊維やABS樹脂の原料となるアクリロニトリルなどの原料モノマー、リチウムイオン2次電池用セパレータや水処理用のろ過膜などの高付加価値製品を扱う石油化学部門として、業績を牽引している。
●旭化成せんい
耐塩素性や耐黄変性などの機能を付加したポリウレタン弾性繊維「ロイカ」、紙おむつや医療用に活躍する合繊長繊維不織布「エルタス」、世界で9割のシェアを誇るキュプラ繊維「ベンベルグ」等、独自性のある繊維素材でグローバルな事業展開を図る。
●旭化成建材
無機化学と有機化学の融合という、旭化成グループならではの技術力で、ALC(軽量気泡コンクリート)、鉄骨造構造資材、基礎杭、断熱材といった分野で、先進的かつ高付加価値の製品と施工技術を提供している。
●旭化成ホームズ
「ヘーベルハウス」で知られる、旭化成グループの住宅会社。都市開発に加えて、リフォームや不動産流通、金融などの周辺事業と一体となって、住宅の価値を長く維持させることで、「真に豊かな生活」の実現を目指す。
●旭化成エレクトロニクス
エレクトロニクス用途の「材料」と「部品」が事業領域。独自の高分子化学の技術を応用・発展させた各種素材をはじめ、磁気センサー、デジタル・アナログ混載LSI、またそのハイブリッド製品などを提供している。
●旭化成ファーマ
骨粗鬆症の痛み止めの「エルシトニン」などの医薬品から、医療機器の人工腎臓、ウイルス除去フィルターまで、さまざまな製品を提供している。





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旭化成株式会社[3407]](../images/vol078/spe_3407_img01.png)


