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新晃工業株式会社 6458
主力商品となる省エネ型空調機の「技術力」がCO2排出量削減へ貢献

同じ風量をより少ない電力で生み出すプラグファンを搭載した省エネ型空調機(PH型)
好調な業績を支えているのは、付加価値の高い商品を生み出す技術力です。当社では省エネルギー性の向上、温室効果ガス量削減対策、環境保全対策などを講じることが、きわめて重要と早くから認識してきました。その結果、1992年にはわが国で初めてプラグファンを搭載した空気調和機を、96年にはガルバリウム鋼板を採用した空気調和機を開発。環境対応力の面で高い評価を得ています。
さらに最近は、基本設計を一から見直し、使用する材料、塗装工程、溶接工程なども削減。生産工程におけるCO2排出量を、最大25%も低減することに成功しました。また、この新設計の省エネ型空調機では、ファン効率を高めることにより、運転時のエネルギー使用量を最大39%低減しています。あわせて、地球温暖化の一因となるCO2排出量を年間6,336tも削減できるという計算になり、これは1年間に45万本の杉の木が吸収するCO2量に相当するといわれています。

省エネ型空調機は運転時のエネルギー使用量を最大39%削減
専業メーカーならではの「提案力」で顧客の省エネ対策を支援

「SINKO eNEWS」やプラグファンのカタログはホームページから申し込みが可能。環境保全のために技術をどのように高めてきたか、具体的にどう貢献できるのかを紹介
当社の環境保全に対する取り組みは、開発における技術力だけで発揮されているわけではありません。独自の提案力も大いに注目を集めています。
そのひとつが、独自手法による空調機器診断「エアクリニック」。低コスト・高効率を実現する中長期計画を提案するというサービスで、ビルの寿命とライフサイクルを考慮した提案をしています。
また、流行語大賞にもなった「クールビズ」の思想を具現化するシステムとして提案した「COOL BIZ空調システム」も好評です。クールビズの考え方とは、軽量な服装を推奨し、夏期の冷房設定温度を28度に抑えることで、CO2排出量の削減を目指そうというもの。体感温度は室内湿度と深く関係しており、クールビズを確実に実行するには、適切に湿度をコントロールすることが必須条件です。「COOL BIZ空調システム」は、この条件をクリアするために8種類の方式を開発。なかでもデシカント方式は、高分子除湿剤の開発によって湿度をコントロールするという、画期的なシステムになっています。
このほか、「SINKO eNEWS」というメールマガジンやホームページを通じた情報発信に力を注ぎ、環境保全に対する取り組みにも積極的にサポートしています。
トップメーカーとしてさらなる飛躍を目指す3つの戦略

成長が期待される中国市場の拠点・上海新工場
当社では2006年、さらなる飛躍を目指して「国内外市場への積極展開」「差別化製品の開発」「トータルコストダウンの促進」という3つの中長期戦略を策定しました。
海外においては、2007年5月に竣工した上海新工場が稼働し、生産能力は1.6倍に増強。ここを起点に、需要の伸びが期待できる中国市場を開拓していきます。また、中東市場向けに、生産体制と販売力を一段と強化するなど、今後の収益拡大に向けた基盤を整えます。一方、国内では半導体需要、大型開発プロジェクト需要、省エネ需要へ積極的に対応していく考えです。
製品開発では「環境負荷低減・高効率・長寿命」をキーワードにした、市場性重視の新製品の開発に今後も注力します。ぜひ、ご期待ください。
アウトライン
昭和初期、創業者・藤井徳義が空気調和に関する研究を始め、空調先進国である米国へ渡る。現地で最新資料を収集するなどして、しだいに研究を本格化させた。第2次世界大戦で中断するも、1950年6月には新晃工業鰍設立し、各種製品の開発をスタート。以後、快適な環境づくりにより、クリエイティブかつ高効率な活動をサポートする産業用空調機器のメーカーとして、関西および関東を中心に、事業を広げる。
海外展開にも積極的で、82年香港、2004年タイと、それぞれ現地法人を設立。87年には中国に合弁会社を設立している。その結果現在では、東西2拠点(神奈川、岡山)で市場近接の最適生産を行うほか、研究所(大阪、神奈川)、販売会社、製造会社、販売代理店など国内14カ所、海外18カ所からなるネットワークを構築し、フレキシブルかつきめ細かな顧客対応を実現。アフターサービスや省エネ診断などのサポートにも注力し、既存顧客の満足度向上および新規顧客の開拓に拍車をかけている。85年大証2部に上場。
(IRマガジンvol.80 2008年新春号)




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