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 「トップの素顔」「先駆者たちの大地」「基礎知識」など役立つコラムを掲載
IRマガジン
IR MAGAZINE トップの素顔 先駆者の大地
企業プレゼンテーション 2004年春号 Vol.65
 
代表取締役社長 山本 善政
代表取締役会長
兼 社長
山本 善政

2674 株式会社ハードオフコーポレーション 


Close-Up

 2001年4月からスタートした「家電リサイクル法」が象徴するように、わが国は循環型社会の実現に向けて着々と歩みを進めています。リユース・リサイクルの重要性は社会的認知を受け、消費者の意識も大きく変わってきています。
 当社はこうした時代の流れのなかで、これまで日本にはなかった新しいリサイクル事業を開発。清潔感あふれる店舗づくり、安心の買い取り査定システム、高度なメンテナンス技術、中古品保証書発行などを通じ、一般消費者にとっても、新品販売店と同じ感覚で利用できる店舗提供を可能にしました。
 お客さまが愛用になった製品を店頭で買い取り、点検・修理・クリーニングして販売し、購入したお客さまがその製品を再利用する。当社のこうした事業フローは、循環型経済社会の本格的な到来とともに、ますます重要な役割を担ってくるはずです。現在は、パソコン・AV・家電などを扱う「ハードオフ」、ブランド品やアクセサリー、家具やインテリア・白物家電などの「オフハウス」をはじめ、「モードオフ」「ガレージオフ」「ジャンクハウス」「ボックスショップ」などを、直営およびフランチャイズにて日本全国で展開。店舗数は2004年3月19日現在416店(直営97店・FC319店)を超え、業績も順調に成長しています。
 また当社では、「株主さまへの利益還元」を重要な経営方針のひとつと位置付け、2000年のジャスダック上場以来3期にわたり、1株当たり10円の配当を維持してきました。加えて2003年3月期にはハードオフ事業10周年の記念配当(5円)を実施。さらに2004年3月期には、東証2部上場を記念して1株当たりの普通配当を15円に増配するとともに、記念配当5円を加えています。今後も引き続き、配当率を向上できるよう収益の拡大に努めていきます。

高利益率  当社は、20%を超える売上高経常利益率を実現するビジネスモデルを確立しています。その基軸には、当社独自の厳正な買い取り価格査定システムがあります。このシステムは、複数の店舗に常駐する査定担当者の意見を基に価格を月2回見直す仕組みで、今期担当者を40人強と倍増し、システムの精度を高めています。12万点に及ぶ商品の査定価格がデータベースに蓄積され、全店でまったく同じ基準の買い取りが可能。「お客さまの立場に立った売れる価格」を想定し、その売値を基に買値を決める利益確保を前提としたシステムとなっています。10年かけてデータを蓄積してきた、他社の追随を許さない独自のシステム。毎年1万点ずつ査定対象商品を追加し、常に新しい価格・商品情報に更新しています。
 また、買い取り当日の商品出荷を徹底して、店舗内での自給自足(店頭買い取り・店頭販売)を実践。物流コストを発生させない商品調達を実現させています。さらに、1店舗当たりの正社員数2〜3人の低コスト店舗運営も実現。中古品の買い取り・点検修理・販売の一人三役をこなせるよう教育研修にも力を入れ、パート社員を活用した少数精鋭の運営体制を確立しています。
 出店に関しては、条件の合わない物件には手を出さず、投資の回収期間3〜5年といった厳しい社内ルールに基づいた出店を徹底しています。

高成長力  自動車産業における「中古車市場(2003年登録台数532万台*)があるから新車(同582万台)が売れる」といった構造を見ても、リユース市場はまだまだ伸びると考えています。
 新品を売るのが上水道だとすると、中古品の果たす役割は下水道といえます。一度お客さまに購入され支持された家庭で眠っている勝ち組商品の市場価値の顕在化を図りながら、「日本一の下水道」を目指しています。
 当社のFC加盟企業は、商品知識や技術的な裏付けといったノウハウを有した家電店からの業態転換が多く、2004年3月現在44社。加盟企業の成長を狭めないことをひとつの使命に、新業態の開発を含め豊富なメニューを提供しています。各社が毎年1店舗出店できるペースをサポートし、全体としての成長力を向上。スーパーバイザーは地域ブロックで担当し、直営店同様のフォローを実践。いまだ退会店は一例もなく、順調に成長を遂げています。
 また、直営店・FC店問わず、全国の店長を3日間他店で研修させ、各店が蓄積している現場の知恵を交換する「共生トレードシステム」は、運営ノウハウのブラッシュアップ・店舗成長に大いに役立っています。

新車および中古車登録台数は(社)日本自動車販売協会連合会調べ



中期経営計画  主力業態の組み合わせによる大型複合店の出店を加速しています。大型複合店は単店出店に比べ、女性や家族連れ需要・集客率が高く、営業利益率5%以上アップという実績が出ています。
 また成長拡大の選択肢のひとつとして、新業態の開発ならびに取扱商品のジャンル拡大にも注力。現在は当社がフランチャイジーとなっている「ブックオフ」を含め7業態を展開していますが、8業態目となるホビー・その他玩具全般を取り扱う「ホビーオフ」を立ち上げ、2004年5月の出店準備を進めています。
 また、韓国の「リサイクルシティ」と合弁会社(株)ハードオフコリアを設立し、すでに3店舗を出店するなど、新市場の開拓も実施。FCを導入しながら10年間で100店舗を出店し、コスダックへの上場も目指していきます。



Outline
 
 1972年7月にオーディオ・ビジュアル・パソコンの小売業として設立。93年より、リサイクル品の仕入れ販売を行う「ハードオフ・システム」を開発、ビジネス化し、以後順次既存店舗を業態変更した。
 ハードオフ・システムとは、独自の査定データに基づいた買い取り価格の決定や査定データの更新および店舗運営などを含む総合的な管理方法で、従来のリサイクルショップとは一線を画す業態を確立。94年よりFC事業を開始し、95年に現社名へと商号変更。
 その後、家具・インテリア・衣料の「オフハウス」、婦人服・ブランド品の「モードオフ」、カー用品の「ガレージオフ」など業態を拡大。中古書店を展開するブックオフコーポレーション(株)とは協力関係にある。2000年11月、ジャスダック、2004年2月、東証2部上場。
■ URL:http://www.hardoff.co.jp/




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