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外国企業初となる東証マザーズ上場
2004年10月28日、東証マザーズに外国企業初の上場を果たし、注目を集めた企業がある。英国領ケイマンの会社法に基づき設立され、香港に本社機能を置く新華ファイナンス・リミテッドだ。
新華ファイナンス・グループの創立は1999年11月。中国の国営通信社である新華通信社により、新華ファイナンシャル・ネットワーク・リミテッドが香港に設立されたのにさかのぼる。
同社は、中国金融市場に関して投資判断するための総合的な金融情報を提供する会社として誕生。(1)マーケット・インデックス、(2)格付、(3)金融ニュース・分析、(4)IRサービスを事業領域に急速に成長してきた。各事業体を統括する持株会社として、2004年1月に誕生したのが新華ファイナンス・リミテッドだ。
2004年には、サービスの拡充および販売ネットワークの拡大を目指し、米国企業――米・欧に拠点を置き、世界の債券市場・外国為替市場のニュースサービスを提供するマーケット・ニュース・インターナショナル社、ムーディーズ社の企業情報・格付サービス部門の独立により設立された、格付関連商品・サービスで業界をリードするマージェント社などを含む大規模な買収を実施した。関連サービスを世界にクロスマーケティング展開すべく基盤整備を推進。全世界に570名以上のスタッフを擁し、21カ所のオフィス、19カ所のニュース支局を通じて、グローバルマーケットにサービスを提供している。
急成長する中国金融市場とともに驚異的な事業拡大を果たす
事業の拡大は2000年12月より始まった。マーケット・インデックスの作成・管理で世界的リーダーである英国FTSEグループ(フィナンシャルタイムズ社とロンドン証券取引所の合弁会社)との共同事業として、新華FTSEインデックス(マーケット・インデックス事業)を発足させ、中国株価インデックスを提供するほか、2004年2月にはリーマン・ブラザーズとの提携により、中国債券インデックス・シリーズを立ち上げた。
2001年6月には、リアルタイムによる中国分析サービス(金融ニュース・分析事業)を開始したのを皮切りに、中国国内の優れた取材能力を活かし、ほかでは得られない中国に特化したニュースや分析を中国語、英語、日本語配信。海外の金融機関や投資家にとって貴重な情報ソースを提供している。
2002年11月には、米国の大手広報通信社PRニュースワイヤー社と共同で新華PRニュースワイヤーを開設。北京・上海・香港を拠点に、プレス・リリースを配信するワイヤーサービス(IRサービス事業)をスタートした。グローバルな組織と多彩な通信社との緊密な関係を軸として、世界135カ国に広がる2万4,000カ所のメディア拠点と3,600件のニュースサイトに、27カ国語で配信できる巨大なニュース・ネットワークを構築している。2003年1月には新華ファー・イースト・チャイナ・レーティングスによる格付サービスを正式に発足。中国における証券投資や信用リスク管理、投資分配などに欠かせない信用格付機関となった。日本でも金融機関や商社を中心に、このサービスを利用する企業が増えている。
事業拡大を進めるなかで、2002年12月期の時点で307.8万USドル(3億2,075万円*)だった売上高を翌2003年12月期には1,614.8万USドル(16億8,278万円)に、2004年12月期には5,968.9万USドル(62億2,018万円)とするなど、飛躍的な成長を遂げている。
*円表示の金額は、2004年12月30日現在の東京外国為替市場における対顧客電信相場(仲値)1USドル=104.21円で換算
中国随一の金融情報サービス企業
中国に特化した金融情報を世界に発信
多くの企業がビジネスを展開し、投資家からも注目されている中国だが、市場に対する不透明さや、信頼性の欠如といったことが問題として取りざたされることも少なくない。
こうした状況にあって、新華ファイナンスは市場に国際基準を浸透させ、投資家の信頼を確保するとともに、市場の透明性を向上させることを目的として、中国金融市場向け投資インフラの構築を推し進めている。
「中国の金融市場と世界とをつなぐ架け橋となること」をミッションとして、独立・中立性を保ちながら、投資判断に必要なサービスを次々と開発。中国市場で投資活動を続ける内外の投資家からの信頼をさらに高めていくことをひとつのゴールに据えている。
中国金融市場に関するマーケット・インデックス、格付、金融ニュース・分析の配信、IRサービスといった金融情報サービスすべてを1つのグループで総合的に提供する。こうした役割を果たす企業はほかに例がなく、先駆的かつ独創的な存在として世界の投資家から注目されている。
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